PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

10A級昇圧充電基板の製作-15 調整編追加 

無負荷で調整する方法です。 車両搭載前、搭載後でもこの調整法で可能です。説明は机上での調整を記載しています。この調整で実車装着した場合でも確認補正は必要です。
1. 調整の準備
 ① 必要な物
  ・電源(バッテリー又は12V定電圧可変電源) 1台
    無負荷調整なので大容量は必要でない
  ・デジタルテスター(0.1mV単位まで計れるもの) 1台 
  ・テスターリード線はバナナプラグに20センチ程度でミニクリップを取付加工したもの
    測定時不安定ならノイズ等の影響を避ける為フィルターコアを装着する。 
    ・使用するサブバッテリの充電設定電圧、電流を事前に確認しておく
  
 ② 予備調整
  ・VR1/VR2/VR10を目視で中央にセットする。
 ③ 配線
  ・電源を入力端子に接続。
  ・電源プラス入力端子とACC端子間を接続。
 ④ 本回路の起動
  ・スタートSWをオン。
  ・出力端子が15V程度になれば正常。スタートSWを戻す。

2. VR2の調整(出力電圧調整)
 ① テスターをサブ端子とGND間に接続する。
 ② 右回りは上がり、左回りは下がりで、設定電圧に調整する。

3.  VR1の調整(入力電流制限調整)
 ① 電源電圧(Vin)を測定する。
 ② サブ端子GND間にテスターを接続し、出力電圧を読む。
 ③ VR1をゆっくりと左に回して出力電圧が下がり始める点に固定する。
 ④ NJM2360Aの7Pin(Si)と6Pin(V+)間の電圧、
   電流制限検出電圧(Vipk)を測定する。
 ⑤ 下式に電源電圧(Vin)/出力電流(Iout)/電流制限検出電圧(Vipk)を代入して
   調整電圧(Vad)を計算する。エクセルに式を設定しておくと良い
   (計算式はここにおきます)

   設定出力16Vの場合 Vad =  ((21.793-Iout)/0.074+Vipk-294)×Vin/13 [mV]
   設定出力14.5Vの場合 Vad =  ((20.877-Iout)/0.0696+Vipk-294)×Vin/13 [mV]
 ⑥ 7Pin(Si)と6Pin(V+)間の電圧をVR1でVadに調整する。

注) 出力電流を一定にするには、入力電圧で変化する入力電流制限は10~20%
高めに調整し、VR10の出力電流調整で正確に調整する。

4. VR10の調整(出力電流調整)
① R20 100Kの両端に電圧計を接続する。(Q13コレクタ電圧) (850mV前後)
② VR10を右回転し、電圧が上がり始めるところにVR10をあわせる。
③ VR10の両端電圧を測定する。(Vz=19.7mV前後)
④ 出力電流[A]×10mΩ+VzにVR10両端電圧を調整する。
 (1mVは100mAの誤差)
(出力電流とは想定サブバッテリーの0.1C電流値100AHバッテリなら10A)
私の場合EMF95D23バッテリを使用予定で8.4A設定。設定充電電圧は16Vと想定していましたが、EMF95D23はMFバッテリでメンテナンスフリーですが充電電圧や充電電流が高いとガス発生しますので車内積載の場合はやはり0.1Cでの設定(5.6A)、電圧も15V以下14.5Vの方が安全の様です。車外積載なら問題なく性能一杯の充電が可能ですが。
使用するバッテリにあわせ電圧、電流を設定調整します。

注意点は測定用テスターリード線は長すぎて浮遊容量などで誤測定してしまったり
不安定な表示をする場合があるので極力短いリード線にバナナチップ付きリード線ミニクリップなどに取り替えて、必要なら基板にチェック端子を立てて測定します。(最初から調整を想定した基板を造れば良い)
chouseizu.jpg 
机上調整ですので実際には測定誤差、シャント抵抗のバラつきなどで正確で無い場合も有ります。必ず実車での電流値、電圧値の確認再調整は(微調整)は必要です。
調整ポイントを図示しました。
10A級昇圧充電基板の製作についてはこれで完成です。次回からは付帯事項やおまけ回路、Pic版と続きます。

| 10A級DCDC昇圧走行充電 | 23:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://maturasan.blog.fc2.com/tb.php/227-e51df6fc

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT