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10A級昇圧型走行充電基板Ⅱ型-2 

setuzokuchousei.jpg

パワー半導体素子は外観からは見えない。インダクタコアはアミドン114-61を2段(2個)使用し、磁気飽和を稼いでいる。1.2mm2重で通過7ターン約11.7uH。

出力コンデンサーにOS-Con を使用した。16V470uFは25V耐圧が欲しいところだが実使用は15Vを越える事は無い。 基板小型化の為に一部チップコンデンサを使用した。チップコンデンサの半田付けは慣れると通常の部品より余分な線を切らずに済み手間が省ける。しかしはじけ飛ぶと行方不明になってしまう。抵抗トランジスタなどもチップ化しても問題なさそうだ。
shouatu2-2-01.jpg

半田面中央に10mΩ3W電流検出チップ抵抗従来は20mΩ2個並列で使用していたが10Aでは過熱気味なので大型化した。大電流パターンは1mm銅線で半田沿着している。

改めてパターンを見ると大幅にレイアウト変更すべきである。
①入力FETSWのドレインパターンが長すぎる。→追加銅線半田沿着
②一部電流パターンがFETにかぶっている。→追加銅線半田沿着
③ACCターミナルブロックと抵抗がかぶっている。→手直し修正可能
④アミドン114#61 2段コアインダクタはパッチンコアインダクタ150円と比較して2個540円の割には性能向上は見込めないと判断した。10Aでは問題ないが磁気飽和は残念ながらパッチンコアほど伸びない。僅かに劣る。
⑤OS-Con 最適な選択であるか不明。リップルは少しばかり減少する。長寿命、長期特性保持が期待できる。コストは数倍
⑥温度特性 従来よりアルミ板が半分になり、不利となるが10Aではいずれもファンで強制冷却は必要である。
⑦チップコンデンサに近接したスルーホールを多用した。スルーホールに半田が流れ込む→次回への教訓
⑧表面実装は部品をチップに統一した方があらゆる面で良い。→次回への教訓
shouatu2-2-5.jpg
パワー半導体素子の取付状態は画像の断面図に示す。0.4mmスペーサーとシリコン絶縁シートにより隙間調整している。4隅以外に3ケ所でビスナットによる締め付けを行っている。
shouatu2-2-6.jpg
部品面シルク印刷
shouatu2-2-7.jpg
部品面パターン
shouatu2-2-8.jpg
半田面パターン


この記事以降、TC20A  TC10B  TC10C  TC10Eと開発を進めています。詳細はSLエブリイホームメイドキャンパーに掲載しています。

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SLエブリイmatrasan

Author:SLエブリイmatrasan
最初のマイカーMAZDAキャロル
1945年終戦の年、徳島で生を受け、現在福山市在住。
リタイヤ後の人生を充実させエコで生きる。車中泊が楽しく出来る様DIYしたエブリイで時々旅に出ます。
エブリィワゴンのブログは旅情報より車中泊DIYで作るのが楽しいので車の電子工作の記事、DIYの記事が主です。ご意見、ご感想をお寄せ下さい
製作記事の詳細はホームページ
 SLエブリイホームメイドキャンパー
に掲載しています。
記事の内容は過去の記事でも自己の判断で予告無く内容を修正する場合があります。

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